(社)日本奇術協会主催定例公演
「Magic of MAGIC」第10回公演レポート 日時 2006年9月4日(月)
場所 目白 シアター風姿花伝
チケット 前売り 2700円  当日 3000円
開場 18:30  終演 20:50
出演(敬称略)

幸条スガヤ&サオリ、伊藤 夢葉、立花 崇、小泉 ポロン
司会
リリアン

恒例のクロースアップマジックは早稲田大学の3年生 マジシャン征弥さん
1部で使ったマジックの材料「ナイフ/グレープフルーツ/シルク」などを観客に渡す「一応プレゼントとして渡しておく」が2部にグレープフルーツの中に観客がサインしたシルクが飛び込む演技の道具に使う構成になっていた。

ステージマジック
幸条スガヤ&サオリ
1部は ステッキのプロダクション、シルバーボール、そしてサオリさんの2本のダンシングケーンラストの衣装チェンジ等
2部は「荒城の月」お二人の出世作私はこの作品を最初に見たのは1994年5月21日「第13回奇術を楽しむ集い布目貫一先生主催」と記録されていて、「そのときのビデオが残っている」コンテストは初演で優勝した。
このときの舞台はいまでも印象に残っていて、300名近い観客のどよめきが今でも耳に残っている。
演技の斬新な発想、構成、内容と私自身も相当にカルチャーショックを受けたことが忘れない。
このコンテスト以前からスガヤさんも知っているし、サオリさんも別な場所で面識があった。
当時はまだ別々に活躍していたはずで、1997年FISMでの入賞までにコンビを組んだと思う。
私が感心するのは入賞以後も常に内容を最高の作品に仕上げるように日々、工夫努力をしていることで、見る度に何所かが変化している リピーターの観客はまたそれが楽しいのかも知れない、この日もちょっと変わっていたが、それが良いどうかは不明でこれは各自の好みの問題になりそうだ。 一部の終わりに、懐かしい布目先生の「浪曲奇術」を演じていた。 スガヤさんも昨年師走に他界した布目先生には数多くのご指導を戴いていると思う。

伊藤 夢葉
諺に「立て板に水」の言葉が有るが、一級品のお話マジシャンである。
この夜の演技を拝見して、もう十二三年前の事を思い出した。 新潟のチャリティーショーで一緒の舞台になったことがある。
他のゲストの方も居られたのだが、夢葉さんもゲストで有った。
夢葉さんだけ、観客渡すシルクが新しい折り目についた物だったのを何故かはっきり覚えていて、その後、国立演芸場などで拝見したときもそうだった、 今回も自分で使ったスポンジはお世辞にも新しいとは程遠かったが、お客様に渡したシルクは新しいものであった。
それが何かとても嬉しかった。
お客様を心から大事にする人なんでしょう。
何時か夢葉さんとゆっくりお話するチャンスが巡って来たら、そんな心の話も聞いてみたいと思った。

立林 崇
国内に於けるSAMの大会が今年16回目を迎えた。
単純に16年前では無いが「一年に2回開催の事もあったと思う」第1回の板橋の大会で現在も使っている曲で「曲名 度忘れした、」 十代の童顔の少年が演じたフラフープの演技を見たとき、凄く新鮮に感じたことを覚えている、あれから十年は経ったであろう。
今でも童顔の好青年です。
渚晴彦師に師事していたのでスライハンドテクニックも確実で、今夜も見せてくれた「シンプル」もけっしてスピード テクニックに偏らない丁寧で見やすい演技が印象に残った。 わたしの好きなマジシャンである。
今後も期待したい。
因みにSAM第1回の優勝者は確か「カズ・カタヤマ師」でそのとき、八王子では、今はプロになった藤本明義さん。
この所怪我から復帰して頑張っている江澤ゆう子さんも出場している。
もう一昔前の懐かしい話だ

小泉ポロン
「魔女軍団スティファニー」の一員。
キュートでルックスがあるのが心地よい、後半の手馴れた「ワールドチューブ」の演技に入ったら、途端に、元気が出て来た。 前半はどうしても、お客も肩に力が入った見方になるし演技者もその雰囲気が肌で感じるのでしょうか、緊張するらしい。
本人もトークでそんな話をしていたが、、、。 わたしの先生は、中華セイロ等で果物を使うときは、必ず本物を使えと、きつく言われたので、今もそれを守っているが、 現在はプラスチックで良い物が沢山出ているので、毎日仕事で使う方は中々本物は?
理想通りにはならないだろうが、あまりのもハッキリした偽物が出たときは観客が現実に戻ってしまうのは、仕方がないのかなーーー。アマチュアにも通じる、悩みだ。
そんな話を奇友にしたら、「そしたら薔薇の花なんかどうするの」と言われた。
偽物を本物に見せる方法は無いものか。
古くて新しい問題にぶつかった夜だった。

だるま。