(社)日本奇術協会主催定例公演
「Magic of MAGIC」第13回公演レポート
日 時 2006年12月4日「月」
場 所  目 白  シアター風姿花伝
チケット 前売り 2700円  当日 3000円
開場 18:30  終演 20:45分ごろ

出演(敬称略)
花島皆子/ダーク広和/佐藤元一/ジミー菊池/トリット/ 峰龍/アキラ

前日が日本奇術協会の創立70周年記念パーティーが目白の椿山荘で行なわれたので今回の出演者や参加者勿論スタッフの殆どが当日に引き続きのお勤めであった。
本当にお疲れ様です。
初めて司会を担当した藤本明義さんの歯切れのよい大きな声ではじまった。

アキラ
確か四国の高知大学出身のマジシャンで酒場のバーテンがグラスやワイン。
リキュールのビンを出す演技、以前より全然纏まってきたがメニューが書かれたパネルを使って衣装からの取り出しだけに 衣装が膨らんでしまうのが残念である。

峰龍
彼は四国出身の16歳の高校生。IBMなどのコンテスト、国内のコンテストに多くチャレンジして成果を挙げている。
「ペイント」と言う演目から判るように学生が多く取り入れているパレットとスケッチブック、及び白粘土から、四つ玉に演技に入ってゆく。
動きが軽快で若々しさが溢れている。
私はアキラ君もこの峰龍君も今年はコンテストで3回、そのほかの場所でもこの演技を拝見している。
彼がいかに出演しているかがわかります。
コンテストは麻薬みたいなものらしくて、一度出ると次々と出たくなるそうな。
今後、ますます完成度が高い「ペイント」を見てみたいと思う。

トリット
彼も四国の出身、久しぶりに前回のオランダFISMの大会の時に演じた四つ玉を披露した。
オランダ大会直前の選考コンテストでも、失礼だが、さほど注目されていなかったと思う。
FISMの舞台でスローテンポの四つ玉を見て、大いに注目を集めた。
以後、新しい、グラスの取り出しの手順で幾多のコンテストに出場して活躍の場を広げ、今年のFISMにも出場して、 スエーデンの新聞にも紹介されていた。 これからの注目株である。 ダーク広和 童話の花さかじいさんをイメージした舞台を作っていた。
舞台に枯れ木があり、桜の花を飾ってゆく、それがいつの間にか小判の取り出しになり、最後は小判の噴水になって終わる。
演技力が抜群で特に顔の表情が素晴らしかった。
童話は欲張りすぎたおじいさんは宝の壷から、ガラクタが出てくるので、私は何か化け物が出てくるのかと思って興味が有ったがそうではなかった。 予想が外れて残念だった、多分、演者は観客がそんな予想をするだろうと読んでいて、 ラストのクライマックスに小判の噴水を持ってきたのだろう。

アン・ハ・リム
前日の奇術協会70周年マジックコンテストにチャレンジ、2位になったカードマニピュレーター。
一年前にもこの風姿花伝に出演していて。
私が生意気にも場数を踏み、もう少し丁寧に演技すれば、なんて書いてしまったが、一年後に化けて出てきました。
この頃、カードに色が附いているのが販売されているが、この色の附いたカードの取り出しが特に綺麗で、カードの色がどんどん変わってゆく、多分、一枚、違って出してしまうと、色が合わなくなってしまうのだがそれが無い、テクニックは素晴らしいく海外でも入賞の経験があると話に聞いた。

佐藤 元一
毎月MOMマジック教室の「平成の手品博士」今まで、MOMでレクチャーしたものの中からの演技であったが、シルクや新聞紙、ステッキを使用した演技であった。
唯、素材だけ書くと変化が無いように思われるが、我々アマチュアはこれで充分でこれだけマスターすれば、何所でもボランティアに使えて、拍手が貰える、 ただ 問題は演技力が有るかどうかの問題が残るが(笑)後は練習次第である。

ジミー菊池
ファイヤーマジシャンとして親子二代、そして、火と毛花の商品も数多く製作している、クリエターでもあります。
今回は、場所が多少、手狭なので、フィックルファイヤーとバスケットを連慮がちにそれでもがんがん火を使っていた。
相当に迫力があります。
九州、福岡が本伽地なので、関東では余り拝見出来ない演技者ですが、数年、本州でも活躍の場を広げている。
6歳の時、お父さんと共に米国に渡り、父上の「ドラゴン」のお手伝いをしていたと云うから芸暦も長い。
そしてダンスも上手い。
生前の父上の「ドラゴン」を一回だけ拝見するチャンスが有ったが、日本人離れのスケールの大きなイリュージョンだった。
今のプロであれだけ大仕掛けの演技をしている人はいないと思う。

花島皆子
流石、日本奇術会の大先輩。
ジミー菊池さんの派手なマジックの後でも、何と存在感のあることか、芸暦の長さも然ることながら、なるほど、人を喜ばせ、笑わせ、楽しませる事が自然に出来きるのが凄い。
永六輔さんが構成を考えてくれたと云う「奇術は話術 話術は奇術」 が面白い、種あかしは出来ないが、皆子さんが色々と出演すると、感謝のお便りを貰うが、と話ながらマジックをしながら歌いますが、その読み上げるお便りが大変面白く、腹の底から笑いが込み上げてきます。
チャンスが有ったら是非、見てみると良いと思います。
流石、すみえ師匠のお弟子さんはみんな、お話が上手です。

だるま。