(社)日本奇術協会主催定例公演
「Magic of MAGIC」第14回公演レポート
日時  2007年1月15日「月」
場所  目白  シアター風姿花伝
チケット 前売り 2700円  当日 3000円
開場 18:20  終演 20:45
出演(敬称略)出演順

「クロースアップ」ぺる
「ステージ」1部 田中昴康。赤間雄基。牧原俊幸。ぺる。
2部 ナナオ。岡井泰彦。ぺる&ユカリ。北見マキ。

平成19年「社」日本奇術協会定例公演新春第一弾は北見マキ一門会で幕を開けた。
昨年も1月はそうだったので2年連続の初春公演である。
MOMも足掛け3年目に入り。観客のリピーターも多く、風姿花伝の雰囲気も定着した感がある。
この夜も北見一門会と言うことで普段より2列も客席を増やしての公演であった。
其の為普段より10分早く開場に入ることが出来、寒空に長く待つことも無かった。
風姿花伝での入場は「年間パスポート」所持者→予約者「先着順で整理券を持った人」→ラストに当日売りの観客になっている。
場内も年間パスポートを持っている人は指定席になっている。
因みに年間パスポートは24000円で常時行ける人は大変有利である。

1部

ぺる
二つのカップと角砂糖、スプーン、最後はスイートやコーヒーを出したクロースアップは面白かった、言葉もハッキリしているし、目の動きが綺麗で何より可愛い。

ステージ

田中昴康
九州、小倉からの出演。
北見マキ師に憧れて一流のマジシャンを目指して日々努力を重ねていますとのコメント90センチシルクを使った6枚ハンカチからシルクを主体にし演技であった。
昨年より随分と進歩はしているが、同じ動作が多く「手に握りこむ等」もうちょっとの工夫が欲しかった。
しかし、曲の選定やリズム感は良い物を持っている演者である。

赤間雄元
ドル紙幣の取り出し演技で、その数は相当なもの。
出来だしの曲も充分にこれからの演技を期待させる感じがして良かった、ルックスもあり背丈もある、きびきびした演技は好感が持てる、
只、少し急ぎすぎるような感じもした、多分、風姿花伝の様なマニアが多い所では良い感じで受け取られると思うが、一般ではどうだろう、テクニックも有るし先が楽しみである。

牧原俊幸
和服を着ての登場、恰幅がよいので和の世界も良く似合う。
「商品名では」比翼の竹とかチャイニーズステッキとして販売されているが、2本の細長い木がロープで繋がれていて、其の間のロープを切っても、垂れ下がったロープの片方を引くと片方が動くと謂う演技、変わっていて面白かった。
後はお椀と玉。
今回はお話が無かった、残念。 観客に見やすいように台を傾斜させて「難しい面も有りますが」いた。
クロースアップなども傾斜させればカードやコンインの時など観客は見やすくなると思う。

マジカルガール ペル
キュートで明るく、個性派と司会のナナオさんが紹介するように観客からも可愛いと声が出る。クロースアップとは違ってしっとりと6本リングの演技そして得意のトークで笑いを取っていた。
同じ一門でも普段は別々の行動なのだろう、後半の岡井さんと出し物にダブルの所が有って、その演技のインパクトが強いだけに後の演者が気の毒だった。

2部
ナナオ
軽―く漫談。美川憲一さんの司会をしているとのことで、たわいない裏話を面白おかしく、楽しい時間で、気にしないで聞いていれば只笑って済ませるが、話術のプロって考えて見れば人間をなんてよく観察しているんだろうと思いますね。

岡井泰彦
高校生の時にプロに成ったという鬼才、今回は会場に配ってあったカードを使ったお話マジック。それと、自分の過去を振り返って、小学生の時に体験した、降る雪に感動したと言う想定で「雪、 スノー」を題材に、聞いていても情景が浮かぶような、舞台一面に紙吹雪が舞う幻想的なマジック。これから大いに羽ばたいてゆこうとする心意気を感じます。
大学生になり急に大人になった感じ。今はジャズダンスに夢中とか、其のうちにジャズダンスとマジックのコラボレーションとなるかな。

ぺる&ゆかり
今夜3回目出演のぺるさんが、ゆかりさんとユニットを組んでのマジック教室風景を題材にした、コント風マジック。
ゆかりさん はもと、松竹芸能社に所属して、漫才師のマネージャーだった異色 の女性マジシャン。
マジック教室の先生役で頑張る 黒板とロープを使ったり、巨大な鉛筆をだしたり、卵を使ったり 新しいマジックのジャンル生み出そうとして張り切っている演技は観客を確かに巻き込んでいた。

北見マキ
デビューから42年の大ベテラン、私もマジックを始めた頃、師匠の「モンゴリアンシルク」が好きで、好きで良く見たものです。
今は新聞紙ではない素材を使っているが、手から、湧き出る様に 現れるシルクは見ものですね。
アシスタントにお嬢さんともう一人新しい人が加わっていた。
私の好きな「札焼き」や珍しく、コレクターズ ワークショップのジャンボサイドキックを見せてくれた、話術のタイミングのよさを改めて感じた日でした。

だるま。