(社)日本奇術協会主催定例公演 「Magic of MAGIC」第29回公演レポート
日時2008年4月7日「月」
場所 新大久保 R’SArt Court (アールズコート)労音大久保会館
チケット前売り 2700円  当日 3000円
開場 18:30  終演 20:45分ごろ 出演(敬称略)

ブラボー中谷&はるちゃん。佐藤元一。マジシャン*一周。魔那一星。ミラクルヴィーナス。

今回は何と北は秋田県のマジシャン「ブラボー中谷&はるちゃん」から南は九州「マジシャン一周」さん、ベテランのマジック指導者佐藤元一さん実力の魔耶一星さん。フレッシュなミラクルヴィーナスさんの超豪華メンバーであった。
ブラボーさんのプロデュースと言うことだから、ワクワクの期待をしながら幕開けを待った。
魔那一星さん&かおりさんマジックはもとより、昨年、横浜のSAMでのピーマンを使った レクチャーに「おーー」と思わせる内容で「マニアでは知れ渡っていたらしいが」私は初めてで大変面白かった。
何だか近寄り難い雰囲気があるのだがトークはすこぶる庶民的で面白い。
セロ氏のプロデュースもしているとの司会ナナオさんのコメントであった。
多方面の活躍中である 出し物は、ハローウイン風の仮面の浮揚、カードマニピュレーシュン カードの剣差し、フローティングテーブルであった。
マジシャン*一周さん 何年か前、九州で御会いして、昨年、協会の70周年記念コンテストの 司会をなさっていたので、此方は存じ上げている程度。今回のMOMは「オールジャパンデブマジシャン、サミット?」 アシスタントさんの動きが綺麗で見とれてしまったせいか、シルクの分裂や「ボリュームのある体系なのに」鮮やかな鳩の演技。
ラストは何と 16本も使う、ダンボールイリュージュンであった。凄い。
ここで「メタボリックサミット」男性出演者による、トーク番組 これの内容は内緒「企画としては一番面白かった」 ブラボーさんの意気込みが「失礼」感じられた構成です。
自分の目で耳でライブを見る聴く楽しさがひしひしと伝わります。
舞台でブラボーさん佐藤さん、一周さん、何と言っても、観客に対するサービス精神の凄さだな「普通なら恥かしい」テレながらしないから笑えるのですね。
今回はコッミクの勉強になりました。
「恥かしがらずに演技する」メモメモです。「フフフ」君もそう思いませんか?。しかし、普段のライブでは絶対見られません し、出来いませんよ。
これだけの演技者を揃えるのは、大変です。「笑」「是非これは人材育成{MOM}のHPをご覧下さい。

ブラボー中谷さん。佐藤元一さん。一周さん。魔耶さん
進行はミラクルヴィーナスの谷岡さんでした。

佐藤元一さん
平成の手品博士として、このMOMで二年間マジック講座を担当してマジック講座を定着させた功績が多大なものが有りますね。
毎年12月に行なわれている、「奇術の日1.2.3.」でも長く総合司会を担当されていましたね。
今年3月、椿山荘でデビュー40周年のパティーが開かれた、その席上で  今後、演技活動とマジック指導との活動にお名前を使い分けると伺った  今回は「元はじめ」さんと紹介されておりました。
今夜は軽快なジャズにのせての、新聞紙を使いステッキの消失、復活3本リングとスマート味わいの有るお得意の演技で纏められていた。
こんなこと書いたら、佐藤さんに怒られますが、シンプルなマジックを不思議に、綺麗に、格好良くどうしたら観客に見せられるか。
若さ溢れるマジックも素敵ですが。
私のような年齢になると小粋なマジックが惹かれますね。
隠れた感性とセンスなのでしょうか。
ちょい悪おやじ風がかっこいい「元はじめ」さんですよ。

ミラクルヴィーナス(谷岡百合恵。サリー。メメ。)
谷岡百合恵さんをリーダーとする女性イリュージョン集団。
躍動感、明るさ ダンスを取り入れて、はじける若さを強調しての、ヒンズーバスケット。人体交換。
谷岡さんのスローテンポのフラフープが見応えが有ります。
バスケットも二人が次々を剣を刺してゆくのですから、迫力があります。
個人的に感心したのが、三人とも、舞台の動きに無駄が無い、道具一つ 運び、片付けるにしても、常に次の動くきの伏線になっている感じで 素晴らしい。マスマス活躍の場が広がるだろう。

ブラボー中谷&はるちゃん独特な芸風と軽快なおしゃべり。
意識的に「秋田弁」を使って観客を 笑いに誘ってゆく。笑の短編小説を何冊も買ったような感じですね。
笑いが二段階になっていて、ダブルパンチの感じです。
秋田県人には、笑芸人が多い「美人歌人もいますが」所ジョージ。コロッケ。ジミー大西。ガレージセールさんなど強烈な笑いを誘うが根は人の良さが滲み出て、厭味が無いのが何とも嬉しいでは無いですか。
秋田県。青森県。岩手県。東北三県でも秋田県のお笑いタレントさん達は他の二県と明るさが違いますね。
何故でしょうかねーーー。
研究の余地が有ります「笑い」「大袈裟ですね」 笑わせ上手な芸人さんは、泣かせ上手でもあります。
楽しい一夜でした。

浅井精治